エンジンチェックランプ点灯
お疲れ様です。整備の谷地中です。今回はエンジンチェックランプが点灯したスズキアルト(HA36V)の修理です。入庫時にはエンジンチェックランプは点灯していなかったので現車のECMの故障コードを確認してみると…
ノックセンサーのエラーが記憶されていました。
エラー発生時の詳細データを確認してみると、それ程速度も出ていなくて、エンジン負荷も高くない状況下で発生していました。
整備書を確認しますと、このエラーの対処方法はオシロスコープを使ってノックセンサーの信号波形を観測し、波形と配線に異常がなければノックセンサーを交換と案内されています。早速、ノックセンサーの波形を観測してみました。
オシロスコープを繋いで波形観測。
整備書の見本通りの波形が観測出来ましたし、配線のテストも異常はありません。
波形観測時にはノックセンサーのエラーは発生していなかったので、正常な波形が観測されるのは当然です。
症状の再現が出来ないので、お客様と相談の上、ノックセンサーの交換作業の了承を得てノックセンサーを交換します。で、ノックセンサーの交換なのですが、意外に気を使う作業でして…
ノックセンサーの画像…セルモーターの隣です。
しかも、取付角度が決められているので、規定トルクで締めつつ取付角度もまもらなければなりません。軽自動車なので作業領域も狭いので作業しずらいです。そんな作業環境の中、なんとかノックセンサーの交換を完了。一旦納車し経過観察させて頂いたところ、1ケ月程使用の発生は無く、症状は完治としました。
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