車検整備②

お疲れ様です。整備の谷地中です。今回は少し前のネタですが、FIAT500(169A4 31212)の車検整備です。

綺麗なお車です

ご用命内容は通常の車検整備の他に、①運転席ドアハンドルのリンクが破損してハンドルが戻らないのでリンクの交換、②デュアロジックオイルの交換です。先ずは車検整備から作業開始です。

足廻りは特に問題はなく、ブレーキフルードを交換して作業完了。

エンジンルームの作業は、スパークプラグが摩耗しているので交換します。

エアクリーナーケースを外すとイグニッションコイルが現れます

現車のイグニッションコイルは4気筒分が一体となっています。このコイルを外し、スパークプラグを交換します。

スパークプラグはNGK製の黄箱ですが、さすがに部品商さんに在庫はなくて取寄せしました。

エンジンルームの作業は完了。次は忘れがちなエアコンフィルターの交換です。現車のエアコンフィルターはヒーターボックスの下に取付けされています。

右ハンドル車なので、ステアリングシャフトやブレーキペダルをかわしながらの作業です
だいぶ汚れていました

これで車内の作業は完了。次にご用命内容の1つ目、ドアハンドルのリンクの交換作業に入ります。

運転席ドアのトリムを外して、リンクロッド類も取外します
リンクが破断していました。

リンクはお客様にお持込で、少しドアハンドルの戻りがきついですが機能は回復しました。

次はご用命内容の2つ目、デュアロジックオイルの交換です。

デュアロジックオイルのタンクはミッションケースの前側にあります
かなり汚れています

タンク下部のパイプジョイントを外すとオイルは抜けるのですが、少し古いオイルが残ってしまうのでオイルが残らない様にタンクを外します。

タンク内のオイルは全て抜いて洗浄しました

デュアロジックオイル交換のついでなので、ミッションのギヤオイルも交換します。

デュアロジックオイルのタンクを外しているのでミッションオイルの交換作業が楽です

ミッションオイルの交換後、車両の復元作業に入ります。

新しいデュアロジックオイルを注入。綺麗になりました。

この後、診断機を使う使って各種の設定作業を行います。

無事に設定作業が終わり、作業完了しました。

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