DPD再生してみたんですが…
お疲れ様です。整備の谷地中です。サイトリニューアルから3回目の投稿です。今回はリニューアル以前にも書いたディーゼルのDPD再生の案件を書きます。
今回の患者さんはNLS85のエルフ。エンジンチェックランプとDPDの警告灯が点灯してしまい、ご入庫となりました。
毎日働いている作業車です。
まぁ、このテの案件はスキャンツールで差圧点検をして、再生出来そうなら強制再生を行うのですが、少なからず周辺部品の不具合で再生出来ない場合もあります。
現車の点検の結果、再生出来そうなので強制再生を実行!
強制再生初期のデータは…
DPDフィルターの温度は495℃。
この時にDPDをサーマルカメラで見ると…

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こんな感じです。フィルター部の表面温度で100℃を超えてます。
で、再生中の最大温度の625℃では…

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こんな感じ。かなりの高温になっています。そして排気管出口の状況も大変です。

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出口の温度でも242℃なんです。これでは、近くに燃え易い物があると簡単に着火してしまいそうな温度ですね…
今回のDPDの再生作業は工場内で行いましたので着火し易いものは排除していましたが、ユーザー様の使用環境によっては危険な状況になりうる場合もありますので、DPDの手動再生を行う場合には、充分に車両周辺の状況を確認していただきます様、お願いします。
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