タイミングベルト交換

お疲れ様です。整備の谷地中です。今回はタイミングベルトの交換作業です。車両はフィアット500(31212)です。

オドメーターは8万㌔を過ぎた位です。現車のタイミングベルトの交換時期は5年/12万㌔で、まだ距離数は到達していませんが、2016年の車両ですので新車登録から8年以上経過しているので交換します。

作業中…エアクリーナーケースを取外した状態。
エンジンマウントを取外さないと、タイミングベルトカバーが外せません。
タイミングベルトカバーが外れてタイミングベルトが現れました。
外れたタイミングベルト。細かい亀裂が入っています。もう少し交換を延期していたら大きなトラブルに至っていたかも知れません…

現車のタイミングベルトはウォーターポンプの駆動もしているので、作業のついでにウォーターポンプも交換します。

ウォーターポンプを外した状態。この後、液体ガスケットを塗布して組み付けていきます。
新しいウォーターポンプの取付完了です。ウォーターポンプを交換したので、クーラントも交換します。

この後に新しいタイミングベルトとテンショナーを取付していきます。最近のエンジンはタイミングの設定がシビアなので、新しいタイミングベルトを取付して行くにあたって、スペシャルツールを使用します。

クランクシャフトとカムシャフトの固定用とテンショナーの調整用のセットです。
シリンダーを1番のトップにセットして、ヘッドカバーを外して、カムシャフトの後端部にスペシャルツールをセットします。
クランクシャフト側にもスペシャルツールをセット。

スペシャルツールでしっかりタイミングを合わせてしまえば、タイミングベルトのセットはスムーズにいきます。この後、車両に純正クーラントを注入し、エンジン始動!

無事に作業完了しました。

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