エンジン交換

お疲れ様です。整備の谷地中です。今回はマツダ CX-5後期(KE2AW 原動機SH 総走行距離22万㌔)の作業です。

入庫理由はエンジンチェックランプの点滅と加速不良(低回転時に吹け上がりが悪く、高回転に入ると急に吹け上がる)です。いつも通り、スキャンツールを使って故障コードの確認をしたところ、見慣れない“P243C:00 DPF再生間インターバル短距離異常”が入力されていました。このコードが入力される条件は①DPF再生が完了してから、次のDPF再生が完了するまでの走行距離が50㎞以下。②煤の目標蓄積量が、実際の煤発生量に対して大きい。この2つの条件が3回成立するとエンジンチェックランプを点滅させる様です。整備書に従って診断してみましたが、いくつか考えられる不具合要因の1つに関してはリコールがかかっており、リコールは実施済。DPFは他店で交換済。整備書の他の診断ステップを行っても大きな変化はありません。ただ、現車のエンジン、最近になってエンジンオイルの消費が多くなってきており、外観の漏れは無いのでエンジン内部で燃焼している様です。過去に2台、エンジン交換作業をした前期型のCX-5も20万㌔辺りでエンジンオイル消費が始まり、加速不良の症状が発生していました。お客様と話し合い、エンジン本体交換とDPFの交換、EGR系統の部品も交換する事になりました。先ずはエンジンASSYの取外しです。

エンジンASSYが降りました。ミッションとトランスファーは再使用します。交換するエンジンは中古エンジン(6万㌔)のエンジンです。現車のエンジンより状態は良いはずなのですが、車両へ載せてからのトラブルを避ける為に、載せる前に出来るだけ点検します。

中古エンジンのMAP(マニホールド絶対圧)センサー。汚れが酷いです。

画像は吸気マニホールド圧力センサー。湿ったカーボンでかなり汚れています。センサーがこの汚れなので、吸気マニホールドを取外してみると…

かなりのカーボンが堆積しています。このままでは良くないのでカーボン除去作業に入ります。

画像はエアリューターに“超硬バー”という切削作業用の工具を取付けした物です。本来は金属の切削加工に使う工具ですが、ポート内のカーボン除去作業という事で、奥まった部位でも作業出来る、この工具を使います。

1箇所のポートのカーボン除去作業で、この位のカーボンが出てきます。現車のエンジンは4気筒、ポートは1気筒につき2箇所、合計8箇所のカーボン除去作業を行います。

超硬バーの他にも様々な道具を使ってカーボン除去作業を行い、ここまでカーボンを除去出来ました。この後、吸気マニホールド、EGR系の部品、DPFを交換。エンジンASSYを車両へ載せる準備が出来ました。

では車両へ載せていきます。

車両に載りました。ここから周辺部品を組み付けと初期化及び設定作業をしていきます。インジェクターも交換しましたので、インジェクターのコード設定…

インジェクターのIDコードの入力を終えたのでエンジン始動します。

他にもEGRバルブや吸気スロットルバルブ、空燃比センサーも交換しているのでその部品の初期化と設定作業も実施します。

一連の初期化及び設定作業を終えたら、最後にDPFの再生作業を実施。

問題なく再生は完了しましたので、センサーの学習と納車前の最終チェックの為に約100㌔程の試運転(“第ニみちのく”を七戸インターまでの往復)を実施。異常は無く、作業完了です。

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