ABS警告灯点灯

お疲れ様です。整備の谷地中です。
前回の投稿で燃料漏れを修理したダイナですが、ABSの警告灯が点きっぱなしになっており、そちらの修理作業も行いました。

今回はその作業について書きます。

 警告灯の点灯状態…

診断機を接続した診断の結果、警告灯点灯の原因は“ABSモーター系統”の故障のようです。故障コードの消去は出来るのですが、走行すると直ぐにABS警告灯が点灯してしまいます。

サービスマニュアルに従って診断を進めると、ABSモーターが動いていない恐れが…

一般的にABSの故障といえば、車輪速センサーや油圧バルブの故障はあるのですが、まさかABSモーターとは思いませんでした。

ABSモーターは油圧制御ユニットと一体になっています。

 左後輪の近くに付いてます。

今一つABSモーターの故障が信じられなかったので、診断の過程でサービスマニュアルには記載されていない点検をしてみました。それはABSモーターへの作動電源の直接投入。(少し乱暴な手段ですが…)そうしたら、油圧制御ユニットから白煙が出て来ました。これはモーターは回ろうとしているのに、回れない原因がある為、モーターを回そうと過度な電流が流れて過熱し白煙が発生したと判断出来ます。

この結果から、ABSモーター自体は正常なのに、何らかの抵抗がモーターの回転を止めてしまっている恐れがありますので、油圧制御ユニットASSYを交換します。

 交換後の状態…

油圧制御ユニットの交換後は、警告灯の点灯も無くなり、正常な作動になりましたが、なぜABSモーターが回れなかったのか?が不明なので、交換した油圧制御ユニットを分解しました。

 モーターのケースを外し…

 更にモーターも外します。

 原因は画像の真ん中に…

画像の真ん中の部品はモーターと接続されていて、ABS作動時に油圧を生成する、ポンプの様な機能を持っているのですが、融雪剤の塩害によって腐蝕し、バルブがロックしてしまい、ポンプ機能を失っていました。

冬季の融雪剤散布は、安全を確保する為には必要な事ですが、自動車には害が多いです。

これから冬季に入りますが、クルマを長持ちさせ、不要なトラブルを防ぐ為に、積極的な下廻りの洗浄をお勧めします。

 

 

 

 

 

 

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