バッテリー交換しました
お疲れ様です。整備の谷地中です。
久しぶりの投稿になりますが、今回も宜しくお願いします。
さて、今回のネタは“バッテリー交換”なのですが、交換するバッテリーはハイブリッド車の高電圧バッテリーです。
現車は走行中にエンジンチェックランプが点灯。故障コードと高電圧バッテリーの各セルの電圧データを確認したところ、各セルの電圧に大きな差がみられた為に高電圧バッテリーの劣化と判断。高電圧バッテリーを交換する事になりました。
高電圧バッテリーの交換作業はディーラーさんなら慣れた作業とは思いますが、我々の様な整備専業工場では、殆ど携わる機会がない作業です。現車はNHP10のアクア…総走行距離は26万㌔の車両です。
現車の高電圧バッテリーはリヤシートの下に設置されていて、交換するにはリヤシートを取外します。
リヤシートを外した状態
ここから、更に周辺の部品を外していきます。
分解中…
ここで大事な部品が現れます
囲みの部品は高電圧バッテリーの冷却ファンです。バッテリーですので走行中には充放電を繰り返すのですが、その際に発熱してしまうのでファンを使ってバッテリーを冷却しています。この冷却ファン、車内に設置されてはいるのですが、車内のホコリ等の影響で吸気口が詰まってしまい、高電圧バッテリーを冷却出来なくなり、高電圧バッテリーの寿命を短くしてしまう場合もある様ですので、気を付けましょう。
現車の冷却ファンの吸気口は…
しっかり詰まってました…
このままでは良くないので、吸気口と冷却ファン本体を清掃すると…
かなり綺麗に…
そして、この冷却ファンの吸気口はリヤシート左下側のトリムと繋がっています。
やはり汚れが…
もちろん、ここも清掃しました。
フロアマット、シートカバー等のアクセサリーで、この冷却ファンの吸気口を塞いでしまってエラーが入ったり、高電圧バッテリーの寿命を縮めてしまうケースもある様です。
高電圧バッテリー外れました。
周辺部品を移設して…
新しいバッテリーを取付。
シートやトリムを元に戻して完成です。
こんな流れでアクアの高電圧バッテリー交換作業は完了しました。
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