電動ファンが回りません

お疲れ様です。整備の谷地中です。今回はアウディA7(4GF)の修理です。症状はエンジンチェックランプの点灯、エンジンのラフアイドル、電動ファンが回らないとの事です。

診断開始です。
ラフアイドルはNo.4シリンダーのイグニッションコイルが原因でした。

No.4シリンダーのイグニッションコイルを交換してラフアイドルは解決しましたので、電動ファンの診断に移ります。

エンジンコントロールユニットには電動ファンの故障コードのP0691とP0693が入力されています。消去は出来ますが、電動ファンのアクティブテストを行うと、直ぐに故障コードが入力されてしまいます。配線図を確認すると…

ファンコントロールユニットが2個、コントロールユニットのヒューズが1個、ヒュージブルリンクが各1個。

アクティブテストで直ぐに故障コードが入るので、ファンコントロールユニットの電源を確認していきます。

コントロールユニットのヒューズは異常なしです。

次はファンコントロールユニットのメイン電源を供給するヒュージブルリンクを点検します。

ヒュージブルリンクはワイパーカウルの下に取り付けられています。
ぱっと見は何ともない様に見えましたが、よくみると切れていました。

切れているヒュージブルリンクを交換して作業完了と行きたいところですが、切れたヒュージブルリンクは40A。電動ファン本体のトラブルで切れてしまった恐れもあるので、電動ファンのテストの為に国産車用のヒュージブルリンク(35A)を制作して電動ファンをテストします。

青い線がテスト用のヒュージブルリンク。我が社の電機屋さんが数分で製作してくれました。電動ファンのテストはエンジンOFFのイグニッションONで行うので、車両のバッテリーを保護する為にも安定化電源を接続します。
アクティブテスト開始。

アクティブテストでの電動ファンは正常に作動しましたので、実際にエンジンを始動してみます。

電動ファン①、②共に正常作動しています。

念の為にヒュージブルリンクの過熱がないかも確認します。

異常な過熱はありません。

この後、入荷した純正のヒュージブルリンクへ交換し作業完了しました。

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