電動スライドドアの修理

 

お疲れ様です。整備の谷地中です。
今回はトヨタポルテ(NNP1#系)の電動スライドドアの修理について書きます。

 運転席からの画像

現車は電動スライドドアが閉まらなくなるトラブルに陥ってしまいました。ドアが閉まらないまま走行するのは危険ですので、閉まらなくなったドアを力任せで閉めて回送。お客様の訴える症状と現車の状況から、電動スライドドアのモーターの不良の疑いが…

電動スライドドアは非常に便利な機構なのですが、一度故障すると電動ではないスライドドアより開閉が重くなってしまい、最悪な場合には開閉が出来なくなってしまいます。現車も最悪な状況になっていて、電動スライドドアモーターASSYの交換が必要になりました。

 内張を外して…

 囲みの部品がモーターASSYです。

で、この部品を交換するのですが、新品は非常に高価な部品。修理費用を抑えたいというお客様の意向もあり、モーターASSYを交換するにあたってリサイクル部品を利用する事になりました。早速、当社のリサイクルセンターに連絡したところ同型の車両が入庫していた為、リサイクル部品の用意が出来ました。

 左が壊れた部品。右がリサイクル部品。

で、リサイクル部品を車両に取付。

 取付完了しました。

モーター交換後、復帰したスライドドアの動画を用意しました。ご覧下さい。内張を外した状態での開閉作動、一般の方は、あまり見る機会が無いと思います。開き方向、閉じ方向、共に車両の開閉スイッチを操作した際の動画です。

作動動画(開き方向)はコチラ

作動動画(閉じ方向)はコチラ

これで正常な作動を確認出来ました。この後、内張の組付を完了し納車となりました。

納車後、故障に至った原因を知りたくて、壊れてしまった部品を分解してみました。

 エラい事になってました…

モーターと繋がっているワイヤーの劣化により、ワイヤーを巻き取るリールの中でワイヤーが絡まっていました。これでは開閉不能に陥るのも分かります。

と、偉そうにブログを書いている谷地中ですが、リールの中でワイヤーが絡まってしまう原因が解らなくて知り合いのトヨタ系ディーラーのメカニックさんに聴いたところ、ワイヤーを保護する為の樹脂被膜の経年劣化によって、巻き取りリールの中でワイヤーの絡まりが発生し、電動スライドドアの開閉不能に陥るケースが多いそうです。

なにはともあれ、可能な限りお客様の意向に沿う修理が出来たのは、自動車整備士の自分としては非常に嬉しい事です。今後もお客様の意向に沿った上に、自分が嬉しくなる整備が出来る様、精進していきます。

※当社は明日8/8から、8/16まで夏期休業に入ります。8/17から通常営業致します。

 

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