ウルトラソニックセンサーの誤作動

お疲れ様です。整備の谷地中です。
今回のネタはアルファード(30系)のウルトラソニックセンサーの誤作動です。

 画像と現車は異なります。

今回、当社へ初めてのご入庫された車両です。

お客様の訴えは“メーターに時々、ウルトラソニックセンサーの故障メッセージが出る時がある”との事です。ウルトラソニックセンサーとは最近の車両の多くに付いている、音波センサーの事です。(ウルトラソニックセンサーの呼称はトヨタ系車両での呼称です)

スキャンツールで故障状況を確認すると、リヤバンパーのセンサーが時々誤作動をしている様です。

囲みの部分がセンサーです。

現車はリヤバンパーに4個付いています。誤作動しているのは左から2番目のセンサーでした。

 バンパーを外さないと作業は出来ません。

 センサーが破損していました。

 綺麗に分離している様に見えますが、本来は一体の部品です。

部品図でもご覧の通り…

このセンサー非常に繊細な部品で、飛び石程度の衝撃でも破損してしまう場合もあります。

 更に取付位置にも注意が必要です。

上の画像の“カラー”の“センサー取付穴”にセンサーを取り付けるのですが、カラーに対するセンサーの取り付け位置が厳密に決められています。新品は間違う事なく取り付けできるのですが、修理に伴う脱着の際にカラーの破損等の要因で取り付け位置がズレてしまう場合があり、完成直後は正常作動していても、走行振動で取り付け位置がズレて誤作動するケースがあります。

お客様に確認をすると、過去にバンパーをぶつけてしまって修理をした事があるとの事。今回の案件、過去の修理の際にしっかりした修理が行われていなかった事に原因があります。

センサーとカラーは一対での部品供給ですので、センサーASSYを交換。正常作動と故障コードが入らない事を確認し納車となりました。

作業を終えて感じたのですが、私達の道具である“クルマ”が便利になるのは良い事なのですが、複雑になり過ぎてしまって、最終的にユーザーさんの不利益(車両価格の上昇、修理費、維持費の高額化)を招いている様な気がします。

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