ドライブシャフトブーツ交換

整備の谷地中です。
遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
2019年の最初のネタは、フォルクスワーゲンゴルフⅤのドライブシャフトブーツの交換です。

 元祖“ホットハッチ”のGTI‼︎

現車は6速マニュアルミッション搭載車。珍しい車両です。

 囲みの部位が裂けています。

ブーツ交換をするにはドライブシャフトを車両から取り外す必要があります。

 取外した状態。

現車のドライブシャフトは外側だけ外れますので、ドライブシャフトを万力に固定して分解していきます。

 旧いブーツを切り落として…

外側のジョイントをハンマーで叩くと…(鉄製のハンマーではジョイントが変形する恐れがあるので、真鍮製か銅製のハンマーを使います)

 外側のジョイントが外れました。

 新品のブーツを組み付けし…

 ブーツ交換は完了。

ここで作業時の注意点があり、ブーツを固定するバンドを締め付ける際に、スペシャルツールを使って適切なトルクで締め付ける必要があります。バンドの締付けが緩いと、ステアリング操作をした時にブーツがジョイントから外れてしまいます。

 バンドの締付けトルクは25Nm。

 車両を復元中…

最後にドライブシャフトのセンターボルトを締付けるのですが、このセンターボルトの締付けトルクが“200Nm +180°”というメーカーの指示なんです。(ボルトは必ず新品を使用)これ、結構強めの設定です。

 ボルトの頭は17㎜のHEX。

しっかりと締付け後、試運転を行い作業完了です。

 

 

 

 

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