燃料ポンプ交換

お疲れ様です。整備の谷地中です。
今回のネタは燃料ポンプです。
車両は’97年式のメルセデスベンツE320です。
国産車の場合、燃料ポンプは新車から廃車になるまで、よほどの事がない限り交換する部品ではないのですが、90年代の欧州車では定期交換部品に該当する車両が多いです。

 新品の燃料ポンプ

国産車では理解し難いのですが、欧州車は車両の末端にある部品を積極的に交換する事により、車両の重要な機能を保護/延命するという思考があります。

90年代までのメルセデスベンツは、先述の思考を忠実に守っているので、定期交換部品をしっかり交換していれば、驚く程長く使えます。(この思考はエンジン関連だけではなく、ブレーキ関連、オートマ関連も同様です)

で、今回はお題の燃料ポンプの他に、燃料フィルターも交換します。

 左後輪の前に付いてます。

 左がポンプ、右がフィルター

画像の赤いペイントは燃料漏れを視覚で判断する為のペイントです。もし、燃料が漏れた場合は燃料がペイントに触れる事によりペイントが溶かされ、漏れの後が残るので早期に燃料漏れを確認出来ます。

現車は燃料漏れもなく、不調もないので“サクサク”と作業が進みます。

ポンプ交換とフィルター交換、更についで作業で燃料ホース交換と作業を進め作業完了。無事に納車となりました。

納車後、交換した燃料フィルターを開けてみました。

 こんな状態です。

新品であれば、綺麗な黄色の燃料フィルターが、前回交換から5万㌔程度の距離でここまで汚れてしまっています。

今回の作業は“予防整備”で、特に不調が発生していた訳ではありませんが、国産車、輸入車を問わず、消耗部品を早めに交換する事により、愛車の延命、お財布へのダメージ軽減に繋がります。

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