オイル交換

お疲れ様です。整備の谷地中です。

今回はオイル交換について書きます。オイル交換は自動車のメインテナンスの中でも、最も基本の作業です。オイル交換を行うクルマは…

 ポルシェ911(タイプ996)です。

ポルシェといえば、空冷エンジンのイメージがあるのですが、この’97年のタイプ996から水冷エンジンになりました。

早速、リフトアップしてオイル交換作業を行います。

 車両の下廻り…

オイル交換ですのでエンジンからオイルを抜きます。ドレンプラグはエンジンの最下部…

 囲みの部位がドレンプラグ…

 ドレン中…

 エレメントはこのケースの中…

 交換するオイルとエレメント。オイルはポルシェ社認証の“Mobil1”を使います。

 エンジンルーム…

オイルは黄色のキャップから注入します。が…注意が必要です。

歴代のポルシェの殆どに当てはまるのですが、ポルシェのオイル交換は、オイルレベルの計測をするには温間時(完全な暖機状態)で計測しなければなりません。(オイルクーラーサーモスタットの状態によって、ドレンされるオイル量が変動する為…)一度8.0㍑程度を注入して試運転。完全暖機を確認してからエンジン停止。15分程度そのままにして、改めてオイルレベルを確認。足りない分を慎重に補充しながら規定のオイルレベルまで調整。現車のオイル注入量は⒏4㍑でした。

メインテナンスでは基本中の基本である“オイル交換”ですが、メーカーの思想とエンジン構造の違いなのか、非常に繊細な作業でした。

 

 

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