OBD車検

お疲れ様です。整備の谷地中です。今回は昨年の10月から始まった“OBD車検”です。OBD車検の対象車は2021年(令和3年)10月1日以降のフルモデルチェンジ車両が対象です。今回の車両はダイハツ ハイゼットカーゴ(S331系)で初回車検です。

OBD車検の対象車両だからといって、お客様の手間は増えませんが、我々、整備事業者は少し手間が増えます。完成検査時に行う“OBD検査”で適合すれば問題はないのですが、万が一、“OBD検査”で検査不適合判定になってしまうと、不適合部位の修理の為に再度の点検と修理が発生し、適合させる為の作業時間と追加の費用も必要になるので、お客様への追加負担が増えてしまいます。そんな事を避ける為にも入庫時に予め“OBD確認”を行います。

車両と通信する為に、“VCI”を接続…
PCとVCIを接続し、特定DTC照会アプリを通じてエラーが発生していないかを確認…
OBD確認で適合判定が出ました。
現車に搭載されている4システムの全て、適合判定です。

OBD検査の内容は、対象車両に搭載されているシステム(エンジン系、運転支援系)によって違いがあり、全てのシステムで適合しないと完成検査は合格になりません。まだ制度導入の初期なので検査不適合に陥ってしまう事例は殆ど無いと思われますが、車齢が伸びて行って各部品の劣化が進むと不適合判定になってしまう車両も出てくる恐れがあります。車検時に不適合判定になってしまう事による費用と時間の無駄を防ぐ為にも、自動車ユーザーの方々には定期的な車両の点検をお勧め致します。

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