エンジンチェックランプ点灯とパワー不足

お疲れ様です。整備の谷地中です。今回は日野 デュトロ(XZU655)のエンジンチェックランプ点灯とパワー不足の修理です。

現車は新車登録から3年程経過、総走行距離は6万㌔程度です。

お客様のご用命は走行中にエンジンチェックランプが点灯し、パワーが無いので修理して欲しいとのお話です。さっそく試運転してみると、エンジンチェックランプは点灯していませんが、空車なのにパワー感が無く思った通りに加速出来ません。車両のECMを点検してみると…

ブースト圧力センサー関連のエラーメッセージが記憶されていました。
エンジン回転を上げても、目標ブースト圧に全くついてきていません。

車齢と総走行距離数から考えるとセンサーの異常は考え難いのですが先入観は禁物。基本点検から開始します。

ブースト圧力センサーとECM間の配線の点検…

ブースト圧力センサーとECM感の配線に断線/ショートはありません。ECMからの電源を点検…

基準値は4.5〜5.5Vなので正常値です。

配線と電源は正常なので、センサーの単体点検をしてみます。

ブースト圧力センサーへマイティバッグを繋いでテスト中…

ブースト圧力センサーにマイティバッグを繋いで、実際にブースト圧力センサーへ擬似的なブースト圧をかけてみると、画像はないのですが、ブースト圧力センサーの実測値は加圧に比例して変化出来ました。となるとブースト圧力センサーも正常と判断出来るので、あと考えられる原因はブースト圧力センサーとインテークマニホールド間のホースの詰まりか、ホースが繋がるインテークマニホールドのニップルの詰まりです。

点検してみるとホースの詰まりはありませんでした。後はインテークマニホールドのニップルです。ニップルをエアブローしてみると1〜2秒のエアブロー後の“プシュッ“と音がしました。ニップルが詰まっていた様です。

エアブロー後にブースト圧力センサーを復元してエンジンを始動して実測値を確認してみると…

目標ブースト圧に追従出来る様になりました。

この後、試運転を実施。パワーは正常に戻りエンジンチェックランプの点灯もなくなり、作業完了しました。

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