これがないと…

お疲れ様です。整備の谷地中です。

今回はフォルクスワーゲンゴルフV(1K系)の修理です。車両の入庫理由は車検なのですが、“走行中に車両の左側から異音がするので診て欲しい”とのご要望がありました。早速、試運転してみると、60km/hを越えた辺りから“ゴォォォ〜”と、かなり不快な音が発生しています。診断当初は左前からの異音と思っていましたが、左後のハブベアリングから発生している事が判明。早速、部品を手配して交換作業に入ります。

 作業中…

 この奥にハブベアリングが…

この状態からブレーキキャリパーを外して…

ブレーキディスクローターを外します。

 センターキャップを外し…

真ん中のボルトを外します。このボルトが今回のお題に繋がるくせ者でして、このボルトを緩めるには“XZN”※という規格の18㎜の工具が必要になります。

※日本語で表現すると三重四角、業界では“トリプルスクエア”と呼びます。フォルクスワーゲン、アウディ、旧いメルセデスに多く使われているボルトの規格です。

XZNの8、10、12㎜のサイズは手持ち工具で持っているのですが、18㎜は持っていません。このままでは作業が出来ませんので、前回のブログで紹介した“スナップオンツールズ”の平尾さんに連絡。特殊なサイズの工具ながら、たった2日で工具を用意してくれました。

早速、用意してもらった工具を使って作業続行です。

 しっかり準備して…

上の画像の様に大げさに準備しなければならないのには理由があって、ボルトの位置が奥にあるので、力を入れた時の工具のブレを防ぐ目的があります。

 外れました。

この後、新品のハブベアリングを組み付けていきます。

 ドイツの“マイレ”製

 部品の構成。

これらを車両に組み付けていきます。

 ベアリングを取付…

 ボルトを締めます。

このボルト、かなり強いトルクで締め付けられていて、締め付けの指示は180Nm +180°!工具が壊れるかも⁈と不安を感じながらも締め付け完了しました。この後、ブレーキ関連の部品を復元して試運転。

異音は解消しました。

今回の作業、専用まではいかなくても、近年の車両はしっかりした工具がないと作業品質を確保出来ないと思い知らされた案件でした。

<お知らせ>

当社は8/10(土)から8/18(日)まで夏季休暇に入ります。

8/19から通常営業致します。

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